浮世絵ぎゃらりぃ » 江戸のデザイン


» 御あつらへ三色弁慶

歌川豊国(三代)画/万延元年(1860)/大判三枚揃い (当サイト所蔵)
御あつらへ三色弁慶

初めてこの浮世絵を目にしたとき、大変な衝撃を受けました。
鮮やかなグラデーションの格子柄を背景に、ポーズを決める三人の役者たち。
なんてカッコイイ、そしてなんてモダンなデザイン!
ぜんぜん古さを感じないどころか、そのまま現代のポスター画にしてもおかしくないほどのこの絵が、今から150年も前の江戸時代に描かれていたなんて。 […続きを読む]

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» 今四天王大山帰り

歌川豊国(三代)画/安政5年(1858)/大判二枚揃い (当サイト所蔵)今四天王大山帰り

これも背景に太めの格子柄を使ったすばらしいデザインの作品です。
「四天王」といえば源頼光の大江山の鬼退治で活躍した四天王が有名ですが、この絵はその四天王を題材に、オリジナル四天王の坂田金時(さかたのきんとき)、卜部季武(うらべすえたけ)、碓井貞光(うすいさだみつ)、渡辺綱(わたなべのつな)を、威勢のいい鳶の四人の町火消しに見立てて、それぞれ「金時ノ米(市川小団次)」、「李武ノ権(河原崎権十郎)」、「貞光ノ市(市川市蔵)」、「渡辺ノ福(中村福助)」としたものです。 […続きを読む]

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» 今様押絵鏡/団七九郎兵衛

歌川豊国(三代)画/安政6年(1859)/大判錦絵/松林堂 (当サイト所蔵)
今様押絵鏡/団七九郎兵衛

歌舞伎の「夏祭浪花鑑」から、主人公の団七九郎兵衛が舅の義平次をトラブルから殺害してしまったあと、井戸水で返り血を洗い流す場面を描いたものです。 […続きを読む]

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» 更名所作三番叟

歌川豊国(三代)画/万延元年(1860)/大判錦絵/恵比寿屋庄七 (当サイト所蔵)
更名所作三番叟

歌舞伎の顔見世で祝儀として演じられるものを三番叟といいます。踊りはこっけいですが、もとは能から発祥した格式あるおめでたい儀式用のもので、いつしか歌舞伎にも定着し、歌舞伎らしいアレンジが加えられていろんなバリエーションが誕生しました。
これはその中でも「舌出し三番叟」と呼ばれる、踊りの途中で舌を出すタイプのものを描いています。 […続きを読む]

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» 荷宝蔵壁のむだ書き

一勇斎国芳 画/弘化4年(1847) /大判錦絵/伊場屋仙三郎 (当サイト所蔵)
荷宝蔵壁のむだ書き

「にたからぐら かべのむだがき」と読みます。
これもデザイン画というよりは戯画として紹介されることが多いですが、でもその浮世絵らしからぬ、ヘタウマ絵の先駆ともいえるユニークな発想とデザインセンスは、単なる戯画としてでなくデザイン画としても高く評価すべきだと思います。 […続きを読む]

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» 児雷也豪傑譚話

「蝦蟇のようじゅつ おろちの怪異 児雷也がうけつ(ごうけつ)ものがたり」
歌川豊国(三代)/大判二枚続/嘉永5年(1852)/若狭屋与市 (当サイト所蔵)
児雷也豪傑譚話

役者絵ですが、背景に模様を並べてデザイン画風に仕立てたものです。なかなかいい効果が出ているんじゃないでしょうか。
とくに右側の人物。ポーズも決まっていてカッコイイですね。
市川団十郎(八代目)といって、当時の歌舞伎界では人気ナンバーワンのスーパースターでした。 […続きを読む]

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» 御贔屓大山有滝壷

「御贔屓大山有滝壷(ごひいきのおおやまありがたきつぼ)」
歌川豊国(三代)/大判錦絵三枚揃/万延元年(1860)/当サイト所蔵
御贔屓大山有滝壷

この絵も以前ご紹介しました「今四天王大山帰り」と同じく、江戸の庶民の間で流行した「大山詣(おおやまもうで)」を題材にしたものです。
題名は「有難き」と「滝壺」をかけたものですね。
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» 江戸町火消五人揃

歌川国明/大判錦絵三枚揃/(左から)坂東亀蔵、沢村田之助、中村芝翫、市村羽左衛門、河原崎権十郎/当サイト所蔵
江戸町火消五人揃

江戸の火消しには大名火消、定火消、町火消の3種類がありました。
もともと江戸の消防は自衛が基本で、武家地の火事は大名・旗本が、町人地では町人が消火にあたることになっていましたが、やがて限界が見えてきたため、寛永20年(1643)に大名火消が、万治元年(1658)に定火消が、そして享保5年(1720)に町火消が設けられました。
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