浮世絵製作の手順
絵師、彫師、摺師それぞれの役割についてご理解いただいたところで、実際に浮世絵が出来上がるまでの手順を追ってみたいと思います。
1.版下絵(原画)

※この下絵については「浮世絵の下絵」に詳しい解説があります。
まず、絵師が墨一色で「版下絵」を描きます。
すでに説明したように、絵の内容は依頼人である版元の意向に左右されます。
描きあがった絵は彫師にまわされますが、その前にまず地本問屋(草双紙や浮世絵など、庶民向けの出版物を扱う版元の組合)の検閲を受けなければなりません。
公序良俗に反していないか、幕政を批判するような内容でないか、などの細かいチェックを受けた上で、特に問題がないと認められたものには、「極印(きわめいん)」または「改印(あらためいん)」といわれる許可印が絵に押されます。

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